データセンター事業 電気トラブル対策・高速保護設計

膨大なデータ量を扱うAI演算クラスタは、わずか6ミリ秒以下の停電しか許容できません。したがって、システム全体の停止やデータ破損を防ぐには、停電発生時に6ミリ秒以内に故障箇所を切り離す高速保護協調設計が必須となることを意味します。これにはデータ整合性保護の観点から極めて高度かつ慎重な設計が求められます。

高圧UPS/冗長アーキテクチャ設計

弊社では、お客様のご要望や用途に応じて最適仕様のUPSを提案しております。

・N+1(一般的なエンタープライズデータセンター向け)
・2N(Tier III以上のデータセンター向け)
・2(N+1)(Tier IV、金融・医療データセンター向け)
・3 to make 2(大規模AIデータセンター向け)

対応範囲:
・高圧UPS選定・仕様策定
・静止型UPS/回転型UPS/ハイブリッドUPS比較設計
・バッテリー設計(VRLA/リチウムイオン)
・UPS効率最適化(低負荷率対策)

短絡対策・アークフラッシュ評価

弊社では、電気的なトラブルが発生した際に適切な箇所だけを遮断し、システム全体への影響を最小限に抑える保護協調設計を行っております。また、短絡(ショート)事故時に発生する危険なアーク放電による作業員への被害を防ぐため、国際規格に基づいたアークフラッシュ評価にも対応しております。

対応範囲:
・短絡電流計算(対称・非対称)
・TCC(Time-Current Characteristic)設計
・保護協調検討(上下流の選択遮断)
・アークフラッシュ入射エネルギー計算(IEEE 1584)
・アークフラッシュ境界距離設定
・PPE(個人用保護具)カテゴリ設定(NFPA-70E)
・警告ラベル設計

800V直流特有の課題への対応:
・直流短絡電流遮断技術(ゼロクロス点なし対応)
・直流アーク消弧技術
・高電圧直流接地設計

SPD(サージ保護デバイス)

ICT機器の保護においては、UPSだけに依存するのではなく、SPD(サージ保護デバイス)を組み合わせた総合的な対策を提案しております。これにより、雷サージや電源ノイズから機器を多層的に保護することが可能です。

対応範囲:
・SPD段階設計(Type 1 / Type 2 / Type 3)
・サージ耐量とクランプ電圧の最適化
・接地システム設計(TN-S / TN-C-S / TT)
・等電位ボンディング設計

施工・配電対応

増設頻度の高いAIデータセンターに向け、弊社は施工スピードと運用性を両立する配電方式や、PDU監視によるPUE最適化まで支援しております。

対応範囲:
・オーバーヘッド・バスダクト施工(活線タップオフ対応)
・ケーブル配線施工(フリーアクセスフロア/天井吊り)
・UPS・配電盤据付・接続
・コミッショニング(受電試験・絶縁試験・保護連動試験)
・増設工事の設計・施工(既存系統との協調)

電気トラブルに関するご質問や配線施工方法に関するご相談がございましたら、ぜひ お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

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