系統用蓄電所の騒音問題によるリスク

蓄電所では、パワコン(PCS)、変圧器、冷却ファンなどから継続的な機械音や電磁音が発生します。これらの騒音は住宅地では特に夜間に目立ちやすく、「うるさくて眠れない」「振動音が気になる」といった住民苦情につながるケースがあります。
騒音に関する苦情が発生した場合、行政指導や運用制限の対象となる可能性があり、最悪の場合、稼働停止や追加対策工事が必要となるなど、事業収益に影響を及ぼすリスクがあります。また、騒音対策は許認可審査においても重要な項目であり、十分な対策が講じられていない場合、プロジェクトの遅延や計画見直しにつながる可能性があります。
◆騒音の実態
・パワコン (55~75dBA)
直流から交流変換のスイッチング動作により、「キーン」という高い耳障りな音や低い持続的な電磁音が継続的に聞こえます。
・変圧器 (40~65dBA)
変圧器は、内部の鉄心が電流の影響で微細に振動することで、「ブーン」という連続的な低周波音(ハム音)を発生させます。
・冷却ファン・空調設備 (55~75dBA)
蓄電池は充放電時に多くの熱を発生するため、冷却ファンや空調設備が常時稼働します。これにより、機械の作動音や風切り音が継続的に発生します。特に夏季や高負荷運転時には冷却負荷が増加するため、騒音レベルが高くなる傾向があります。
GBP 防音パネル H-3000 ES/SP

弊社では再生複合素材を用いた多層構造パネルにより、吸音材とアルミニウム合金を組み合わせた独自の防音構造を採用しています。音響エネルギーを吸音層で熱エネルギーに変換して減衰させることで、音を反射させて別方向へ逃がすのではなく、音そのものを吸収して低減します。さらに遮音層が音の透過を抑制することで、広い周波数帯域において20dB以上の高い防音性能を実現しています。
また、防音対策を行わない場合、騒音基準を満たすためには住宅地から100m以上の離隔距離が必要となるケースがありますが、GBPの防音パネルを導入することで、約40mの離隔距離でも環境基準である45dB以下を達成することが可能です。これにより、系統接続点に近い立地や、これまで騒音の制約により設置が難しかった用地においても、蓄電所の建設が可能となります。

GBPの総合ソリューション~騒音解析から施工まで一括!~
一般的な騒音対策では、防音壁の設置、低騒音機器の採用、設備配置の工夫など、それぞれ有効な対策が個別に実施されます。
しかし、これらの対策が個別に検討される場合、
・防音壁の高さや設置位置が、実際の騒音伝搬経路に対して最適化されていない
・必要以上に部材を採用し、過剰なコストが発生する
・逆に対策が不足し、追加対策や再施工が必要になる
・複数の業者間での調整に時間がかかり、工期が延びる
といった、全体としての最適化が難しいケースがあります。
これに対しGBPでは「個々の騒音対策」ではなく、
騒音解析~設計~部材提供~施工~アフターサービスの“総合ソリューション”を提案しています!(防音パネルのみの提供、施工のみの案件にも対応可能です。)
Step 1:騒音解析
現場の条件(騒音源の位置・周波数・音量、住宅地までの距離、周辺環境)を詳細に分析し、どの周波数帯域でどの程度の騒音低減が必要かを数値で明確化します。
Step 2:最適な対策の組み合わせを設計
騒音解析の結果をもとに、以下を統合的に設計します。
・防音パネルの高さのカスタマイズ設計:高さは標準3000mmですが、設備の高さに合わせ2000mm〜4000mmでカスタマイズ対応いたします。
・防音壁の綿密な配置設計:冷却設備の排気口を住宅と反対方向に向けたうえで、その方向に防音壁を配置する二重対策が可能です。
・設備の向きを考慮した配置:ファン排気方向・PCS正面など音の指向性が強い方向に重点配置いたします。
Step 3:施工まで一貫して提供
GBPは部材の提供や設計だけでなく、施工まで一貫して対応いたします。一括で管理することで設計と施工の齟齬のない、計画通りの効果を確実に実現します。
また、部材がユニット構造になっていることで効率的な施工が可能となり、設置作業の簡素化と工期短縮も可能です。
横にスライドできます ▶︎
| 3-1 基礎工事 | コンクリート基礎施工、またはアンカーボルト埋設式(深さ600mm以上)により設置。 |
| 3-2 支柱設置 | 支柱にはH形鋼を使用し、また、支柱下部にはベースプレートを備えることで安定した固定を実現します。 |
| 3-3 パネル取付 | 防音パネルはユニット構造で、高力ボルトにより支柱へ確実に固定します。パネル同士は順次接合し、接合部にはEPDMゴムシールを設けることで音漏れを防止します。 |
| 3-4 オプション | 必要に応じてメンテナンス用扉、換気口、点検窓を設置いたします。 |
Step 4:稼働後の騒音モニタリング(O&M)
蓄電所の稼働後も、定期的な騒音測定により環境基準の適合状況を継続的に確認。万が一、想定外の騒音が発生した場合も、迅速に追加対策を講じることができます。
仕様
横にスライドできます ▶︎
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 高さ(H) | 3000mm(カスタマイズ対応:2000mm~4000mm) |
| 幅(W) | 2000mm(ユニット構造) |
| H形鋼 | 125×125×7×10mm |
| パネル | 内側:プレス加工熱延亜鉛メッキ鋼板+複合吸音材(厚み 0.6mm、孔径 5mm)外側:アルミ合金コルゲートボード/熱延亜鉛メッキ鋼板 |
| パネル本体のオプション | 片開き 1m(フレーム材:80×63.2×3.2mm)/重量:約 85kg/位置決めピン・キャスター付き両開き 2m(フレーム材:80×63.2×3.2mm)/重量:約 165kg/位置決めピン・キャスター付き |
横にスライドできます ▶︎
| 部位 | 材質 | 備考 |
|---|---|---|
| 支柱(H 形鋼) |
125×125 H形鋼立柱
|
溶接可能で、屋外での長期使用に耐えうる高い耐食性を備えています。300×300×16mm 厚のフランジ付き。 |
|
パネル
|
内側:プレス加工熱延亜鉛メッキ鋼板 外側:プレス加工熱延亜鉛メッキ鋼板 |
パネル本体500×1960mm に厚さ1.0mmの亜鉛メッキ処理を施してあります。
|
|
内部充填材 |
吸音綿:48kg |
デュポン粉体塗装処理を施済です。 |
|
フレーム |
熱延亜鉛メッキ角形鋼管 80×63.2×3.2mm |
対象重量に対応可能な強度を確保し、繰り返しの開閉においても高い耐久性を維持します。 |
|
フレーム充填材
|
変性アスファルト系高比重鉱物+ポリエステル不織布 |
厚み 1.5mm |
|
外側表面処理 |
熱浸漬亜鉛メッキ |
防錆、耐紫外線加工済で、雨水による経年劣化にも優れた耐性を備えています。 |
|
シール部品 |
EPDM ゴム |
パネル接合部の音漏れを防止し、振動を吸収します。 |
| 色調 カスタマイズ対応 |
単色選択可 |
周囲の環境に合わせてご自由にお選びいただけます。 |
お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

資料請求